できるだけ削らない、抜かない虫歯治療を心掛けております!
虫歯について
右の図は「カイスの輪」と呼ばれるものです。
「歯の質」「虫歯菌」「糖質」「時間」、この4つの条件がそろったときに虫歯が発生することを表しています。
甘いものを長時間口に入れる→飴をなめる
ような行為が、もっとも虫歯になりやすいことがわかると思います。
この4つの項目は虫歯になる条件でもあり、虫歯予防の条件でもあります。
つまり、この重なりを作らないようにすることが虫歯予防なのです。
虫歯にもいろいろありますが、早期発見が大切です。
初期虫歯の治療は症状も負担も軽く、短期間で治療が可能です。
また歯の痛みを我慢して、急場は薬でごまかしても、虫歯そのものを治さなくては真の健康には結びつきません。
また親知らずがはえている場所によっては、物が詰まりやすく手前の歯まで虫歯になることがあります。
初期虫歯は、虫歯の部分だけを削って詰めるだけなので、1~2回で終わります。
ただ痛くなってからでは、神経のすぐそばまで虫歯が進んでいる場合が多く、神経を取る治療が必要になることもあります。
この場合は初期虫歯に比べると回数も費用も余計にかかります。
さらに、極端に虫歯が進んだ状態では、歯を抜かなければならない場合もあります。当院では、なるべく歯を抜かない・神経を抜かない治療を心がけております。そのためには早めの受診、定期的な健診が重要です。
虫歯のレベルについて
虫歯の治療は、進行度合いにより大きく変わります。
歯は、大きく分けてエナメル質・象牙質・歯髄・歯根・骨の5つで形成されており、どの部位まで細菌が感染しているかによって治療方法が異なります。
C0~C1
進行度合い | 歯の表面が溶けている状態(図1) |
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自覚症状 | 痛みを感じにくいため自覚症状はありません。 そのため、ご自身で見つけるのは難しく、一般的には歯科医院での定期健診などで発見する事が多いです。 |
治療方法 | 症状としては軽症のため、月に数回のプラークコントロールなどにより、完治することもできます。 |
C2
進行度合い | 歯の内部にある硬いエナメル質の部分を貫き、柔らかい象牙質部分まで虫歯が進行している状態。(図2) |
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自覚症状 | 歯がしみるなどの軽い痛みがあります。 |
治療方法 | C1に比べ、虫歯の範囲が大きいため、削った部分に金属の被せ物が必要となります。 |
C3
進行度合い | 歯の神経まで達している状態。(図3) |
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自覚症状 | 冷たいもので歯がしみたり、物を噛んだ時に痛みが伴うなど、多くの方が歯の痛みを感じます。 |
治療方法 | 痛みの少ない麻酔を用いて、歯の神経の治療を行い、虫歯の部分を消毒した後、被せ物をします。 |
C4
進行度合い | 歯の根元まで虫歯が侵食している状態。(図4) |
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自覚症状 | 神経が死んでしまっているため、痛みを感じなくなってしまいます。 |
治療方法 | C3と同じ治療ができればいいのですが、多くの場合歯を抜かなければいけない状態にあり、入れ歯やインプラントなどの治療が必要となります。 |