虫歯になる条件として、歯の質や虫歯菌、糖質、時間という4つの項目があります。これをカイスの輪というのですが、この条件は虫歯になるための条件でもありその反対に、虫歯を予防するための条件でもあります。

初期の虫歯であれば、虫歯の部分だけを削り詰めるだけで、1回から2回の治療で終わるのですが、痛くなってからの治療だと、歯を抜いたり神経を削らなければいけなくなるので、早めの受診や定期検診をするよう心がけていただきたいと思います。
日本人の半数以上が歯周病になっていると言われています。

歯周病の進行はどのようになっていくかというと、カビが歯茎についてしまって根をおろし、口臭や口の中のネバネバ感を引き起こしてきます。
そして、その炎症によって歯茎が腫れ、歯と歯茎の溝の汚れにカビが奥まで炎症を起こして、歯茎の赤みや出血などがあります。

歯と歯茎の間に歯周ポケットができ歯周病菌がたまっていき、口臭がさらに悪化したり、噛むと痛かったり、出血や膿が出たり、炎症がひどくなると骨が溶けていくので歯がぐらぐらになり抜かなくてはいけなくなります。
治療方法としては、相違差顕微鏡でどのような菌なのか確認をして、その菌に合う除去薬剤の内服と、菌を除去する歯磨き剤での歯磨き、そして最後に歯石と取り除いていきます。

どのような菌がいるのかの特定が治療にあたるにおいて非常に大きなポイントとなります。
歯周病は、人から人へ感染するものなので、定期的なクリーニングを行う必要があります。

パートナーの方がいるのであれば、パートナーの方と一緒にクリーニングを行っていただくのが一番ベストです。
義歯やタバコは歯周病になりやすく、また歯周病があると虫歯にもなってしまいます。
そして、歯周病菌は口の中で出血を起こしたりすると、そこから血管に菌が入ってしまい心臓で炎症を起こしてしまったり、高血圧や早産などの症状がおこってしまう場合もあるので、しっかりと治療をして、定期的にクリーニングをすることをおすすめします。

気になっている方は、当院へ一度ご相談ください。